ライスと羊肉にヨーグルトの煮汁をかければ、マンサフの出来上がり

材料は羊肉と乾燥ヨーグルトと米。まずは乾燥ヨーグルトを砕いて水で戻します。鍋のなかで、ヨーグルトが沸騰しはじめると羊肉を入れます。肉が十分に煮えた頃、奥さんのファイダさん(40歳)が、パン生地を鉄鍋でパリッと焼きはじめました。焼きあがったパンを器代わりにし、ライスをのせ、羊肉をのせ、そしてヨーグルトの煮汁をかけます。マンサフの完成。羊肉特有の臭みはありませんが、ヨーグルトの酸味とライスの相性を聞かれれば…、正直言って日本人には辛い。

しかし、このマンサフ、子供たちが食べられるのはお客さんが来た時だけ。来客用のちょっと贅沢な家庭料理なのです。道理で子供たちが歓迎してくれたわけです。

「大変なこともあるけど、砂漠の生活は苦にならないよ。ベトゥインの文化を私も子供たちも継承していかなくてはいけないと思っているよ。神のご加護で十分な生活ができている。これ以上望むことはないよ」とハサンさん。