羊やラクダを育てて生活しているんだ。
昔からの伝統で、町と砂漠を行き来しているよ!

アラビア半島の付け根にあるヨルダン・ハシミテ王国(人口約540万人)は、国土の8割が砂漠。首都はアンマン。中東には珍しく産油国ではありません。そのなかに都市が点在しています。

マアーンは、首都アンマンから砂漠の中を200キロほど南に下ったところにあります。人口約4万人の小さな町ですが、ここで採掘されるリンが、国の経済を支えているのです。町中はいたって穏やかで、厳格なイスラム教徒が多いといわれています。通貨はヨルダン・ディナール。1ヨルダン・ディナール=約147円(2008年10月現在)。海外からの観光客にとって物価は高く思えます。

午前6時、砂漠に差し込んだ朝日は、冷え込んだ夜の空気を灼熱に変えます。その頃には、フセイニー動物市場の準備はすでに整っています。100年以上も前から、砂漠の真ん中で、火曜と土曜の週2回開催れている動物市場。市場を取り仕切るのは、ベドウィンと呼ばれる遊牧民。頭部の赤と白の布が彼らの目印です。市場は、午前10時頃に終わるまでずっと賑わいます。