チーズが入った冷製スープ、モテ・デ・ケソでランチ

作業の音が止まりました。ランチの時間です。奥様が用意してくれたのはコロンビアの家庭の味、チーズが入った冷製スープ、モテ・デ・ケソです。味はクリームシチューそっくり。ファンさんの家ではみんな揃って黙々といただきます。国によって、食事のマナーも違うんですね。

ランチのあとで、工房のみなさんで、伝統音楽ガイタを披露してくれました。これは黒人奴隷とコロンビア音楽が融合してできた音楽です。「ガイタは曾祖父の頃から奏でられたもので、私の血にはガイタが流れているんだ。メッセージのない音楽は音楽ではないよ。だから最近の音楽は嫌いなんだ」とファンさん。さらに、こう続けます。「家族を支えているこの仕事は、私の人生そのものだよ」と。自分たちの仕事や人生に誇りを持っていらっしゃるのですね。

コロンビアのリゾート地、カルタヘナで出会ったサンタ・リタ市場。最初は少し怖かったけど、市場を歩くにつれ、下町の市場らしい温かさと心地よさが、飛び交う言葉やひとびとの笑顔から伝わってきました。観光では決してたどり着けない貴重な思い出がたくさん生まれた市場でした。