愛情を込めて作った楽器の音はすばらしいよ!

翌朝8時。伝統楽器、タンボール作りを見学するためにカルタヘナを出発。街を抜けるとすぐに熱帯の緑が。心地よい風を受けながら車を走らせます。カルタヘナからおよそ2時間、サンハシント村に到着しました。ここは実にのどかな村です。可愛い楽器の絵が描かれた壁の向かいの家、ここがタンボール作りの第一人者、ファン・ララさん(53歳)の家です。

工房は家の裏手にありました。タンボール作りに使う木は、カラコリ(Caracoli )。このカラコリでないと音が死んでしまうのだそうです。まずは大きなノミで木をくり抜いていきます。機械を使わず手作業で行います。「先祖代々、先住民族の頃から手作業だよ。アフリカから伝わり、この地域に根付いた独特の楽器だから、手作業にこだわっているんだ」とファンさん。

ファンさんは四代目。母への愛、恋人への愛など、情熱みたいなものを込めてタンボール製作しているそうです。楽器を作るだけでなく、演奏者としても有名な方なのです。黙々とノミを振るうこと2時間。タンボールのベースが完成しました。さすが名人。仕事が丁寧でしかも早い。