一番人気のノビア・ブラック・ハート(手前)と
ノビア・バード・ロック(奥)

セリアルさんは大学で花の栽培を学び、29年前、イタリアに本社を置く「エセベタリー」への共同出資で、現地オーナーになりました。以来、カーネーション栽培にこだわり続け、大成功。世界10カ国へ輸出しています。敷地面積は21ヘクタール、ここで340人が働いています。

セリアルさんは言います。「花を愛しているよ。興味があってはじめた仕事なんだが、とても楽しく充実しているよ。この仕事のおかげで、農家の生活もよくなったし、自分の子供に教育を受けさせることができるんだ」と。

輸出用の畑ではちょうど収穫中。見せていただくと…花はまったく咲いていませんが、これでいいのでしょうか? 実は、日本のように20日間かけて運ばれる国にはつぼみの状態で輸出し、ロシアなど寒い国には咲いている花を送り、アメリカには五分咲きのものを送るのだそうです。すぐに花が咲いてしまう品種(新種「フォレスタ」)は、バンドでつぼみを結わえて開花をコントロール。すべてが綿密に計算されているのです。