収穫した実を馬に積むマルコスさん

抽出工場ができたことによって、経済的に行き詰まっていた農業が救われました。工場が、農家が栽培したコローソを一定額で買い取ることを保証し、農民たちの生活は飛躍的に安定しました。この地がコローソの栽培に適していることに目をつけた工場と農民との利害が一致したわけです。

抽出工場には月に8,000tのコローソが集まり、油が抽出され、その内の60%が調理用油、40%がバイオディーゼル燃料になるのです。工場は質の高いコローソから油を精製し、人気ブランドに育てあげたのです。

調理用油の製造工程を見せていただきました。まず90℃で1時間蒸して固まった実をほぐします。さらに蒸して液状にします。濾過した原液を精製すると調理用油になります。市場でも直ぐ売り切れるというあの油です。この工場は、油を搾り取った残りカスを燃料にして操業しており、環境にやさしいのです。