真っ赤なシュスティンスキ柄の傘

ご主人のクレッシミールさん(65歳)が丁寧に裁断した生地を、ボシェーナさんがミシンで縫っていきます。模様が繋がるように縫っていかなければ、傘を広げた時美しくありません。

ボシェーナさんは1912年から続く傘職人の四代目。1936年、ロンドンで行われた見本市で最優秀賞に輝き、名人といわれた二代目が目標です。傘の柄の部分に使うのは木目が美しい栗の木。「弾き」と呼ばれるストッパーをつけていきます。続いて取り付けるのは24本の骨。これも一本一本手作業です。

傘の開き具合を確認したら、今度は長男トミスラブさん(35歳)にバトンタッチ。傘の形に組み立て、仕上げるのは息子さんの役割。生地と骨の止めも手作業です。最後はアイロン掛け。このアイロンは100年前から使われているモノ。ここにも伝統を感じます。