ザグレブのドーラッツ市場でも、
真っ赤なシュスティンスキ柄のパラソルが

翌朝、ザグレブ伝統工芸品の傘、シェスティンスキ・キショブラン(傘)作りを見に出かけました。向かったのはザグレブ郊外のザプレシッチ市。迎えてくれたのは、傘作りの第一人者、ボシェーナ・セロヴェチュキさん(60歳)です。工房は家のなかにありました。家族3人で傘作りをなさっているボシェーナさん。実は、ザグレブで伝統の傘作りを守っているのは、このお宅だけなんだそうです。

伝統の傘作りに使うのは、こちらの綿100%の生地。真っ赤な下地にストライプが印象的です。シェスティンスキは、ザグレブ近郊の山の麓にある農村です。そこの伝統衣装をモチーフに傘は作られてきました。

ザグレブの街の中にあるドーラッツ市場でも、真っ赤なシュスティンスキ柄のパラソルが市場を覆っています。ザグレブの傘といえば、この模様なのです。今ではここでしか作られていない、手作業による傘作りを見せてもらえるなんて感激です。