この船で出漁

午前7時。アドリア海での漁への出発地はヴォルメの港。「今日はトゥーリャ、オスリッチ、リボーニという魚が取れると思うよ」と、船長のマリーノ・ミホイロヴィッチさん(55歳)。マリーノさんはこの海で25年間漁をしているベテラン。透明度、そして空を映し出す海の青さに漁への期待は高まります。

助手はウィリー・ミルヤンさん(46歳)。ボートから手を振ってくれたのは、アドリア海に浮かぶ無数の島のどこかに遊びに行くひとたちです。マリンブルーに刻まれる、白い航跡が美しい。前方に灯台が見えました。アドリア海で最も南にある有人灯台で、灯台守の一家が住んでいるとのこと。なるほど、塔の根元が家になっています。

そろそろポイントに近づいたようです。網を投げ込む前に、網を流して漁をしていることを他の船に知らせるための合図をマストに吊るします。船を進めながら漁網を流していきます。網の長さは50メートル。助手のウィリーさんがせわしそうに動いています。網の幅を調節しながら網を流したら、1時間半ほど時間を過ごします。